こんにちは!学習塾マナスルです。
子どもが自ら机に向かって勉強してくれるのは保護者として嬉しいですよね?
では、どうすれば子どもが自ら机に向かってくれるのか、親は何をすれば良いのか説明していきます。
自ら机に向かう重要性
まず、そもそもなぜ自ら机に向かうことが大事なのでしょうか?
それは、「学習習慣を身につけるため」です。
学習習慣はこれからの人生を歩む上で非常に重要だからです。
具体的には勉強に対する抵抗がなくなったり、集中力が身についたり、勉強時間が増えるなどがあります。
では、自ら勉強できる子供の割合はどれくらいでしょうか。
ベネッセ教育総合研究所によると、小学生の65.3%、中学生の58.1%が「親に言われなくても自ら勉強する」ことがあると答えています。
しかし、同調査で子どもに関する悩みは何かと保護者に聞くと、「学習習慣」が子どもが小学生の場合は46.7%で、子どもが中学生の場合は51.6%でした。
学習習慣が完全に定着しているとは言えないようです。
子どもは親の背中を見る
突然ですが、この記事を見ている子どもを持つ保護者様は勉強に対してどのようなイメージがありますか?
勉強を楽しいものだと思えていますか?
それとも、つまらないものと思っていますか?
自分自身が勉強をしないのに、子どもに勉強をしろと言うのはあまりにも酷です。
子どもが自ら机に向かって勉強するためには、親が自ら机に向かう姿勢を見せることが大切です。
子どもは親の背中を見て育ちます。
親が学ぶ姿勢を示しましょう。
自ら勉強する環境作り
自ら勉強する環境作りとは、ずばり「リビング勉強」です。
親が近くにいることで、すぐに声をかけやすく教えやすいです。
また、部屋で一人で勉強していると不安になり集中できない子どももいます。
しかし、リビング勉強が全ての学年に良いとは限りません。
小学生の高学年や中学生になってくると家に帰ってくる時間が遅くなります。
そうなると家族がテレビを見たりしているかもしれません。
また、小学生の高学年や中学生になると親に教えられるのも抵抗が出てきます。
子どもの時期によってリビング勉強が良いのか、自分の部屋での勉強が良いのか見極めましょう。
子どもが自ら机に向かっても無闇にご褒美はあげない
まず、そもそも勉強をする目的は何ですか?
勉強は全て自分のためです。
親を喜ばすためではありません。
また、勉強は手段であって目的ではありません。
適切に声をかけて褒めることは良いことですが、無闇に褒めてしまったり、ご褒美を与えてしまうと子どもは褒められることやご褒美を与えられることが目的になってしまいます。
勉強習慣を付けたいのであれば適切なタイミングで適切な声かけをしましょう。
まとめ
自ら机に向かう子どもを育てるために僕が最も大切だと思っていることは、「何のために勉強をするのか」を考えさせることだと思います。
勉強は自分のためであり、手段です。
自分の夢を叶えるため、自分の出来ることの幅を広げるためなどです。
極論ですが、もう自分のやりたいことが決まっていて、その道で生きていけるのであれば学校の勉強はする必要がないと思います。
しかし、ほとんどの人が大学や専門学校を卒業した先に自分のやりたいことがあると思います。
保護者様がすべきことの一つとして、「勉強をした先にどんなことを叶えたいのか」を一緒に考えてあげることが挙げられます。
ただ「勉強をしなさい」と言うよりもまずは子どもに寄り添い、子どもの未来を一緒に真剣に考えてみてはどうでしょうか。